クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

初めてクレジットカードを作る時にかかる費用まとめ!入会金、年会費、発行費など、クレジットカード発行にかかるお金を知ろう。

[PR] 運営維持のため一部広告リンクを設置(詳細

CARDの文字と、並べられたクレジットカードや現金紙幣の画像

今回は初心者の方を対象に、クレジットカード作成にかかる費用をわかりやすく解説してみたいと思います。

どんな費用が必要なのかがわかれば、クレジットカード申し込みなんて怖いことありませんよ。

クレジットカードの仕組みからよくわかっていない方は、その仕組みを解説した記事を先にお読みください。

カードを作る場合にかかる費用について:

早速、クレジットカードを新規に作成する場合にかかる費用を解説していきます。

クレジットカードの入会金:

クレジットカードを新規作成する際に必要となりそうな入会金ですが、これは99%のクレジットカードで入会金は0円だと思って間違いありません。

ではどういう時に入会金が必要になるのか…というと、レンタルビデオ店やフィットネスクラブ等の入会と同時にクレジットカードを作る場合のみ。

要はクレジットカードの入会金というよりかは、その他の会員になるための費用がクレジットカード入会に乗っかってくるだけの話なので、過剰に心配する必要はないでしょう。

イオンカード、オリコカード、MUFGカード、楽天カードなどなどを含め、テレビCMや新聞でよく目にするカードはすべて0円となります。

クレジットカードの発行費:

クレジットカードを新規発行する際にかかる製造コストである「発行費」は、私が知る限り100%のクレジットカードでかかることがない費用です。

  • 発行費は基本0円

そのため、入会時に発行費を心配する必要はありません。最初から頭に入れておかなくてOKな費用となります。

ETCカード等は発行費が必要なことも:

但し、クレジットカード本体ではなく高速道路の通行で利用するETCカード、そしてQUICPayや楽天Edy等の電子マネーカードを別途作成する場合には、発行費がかかってくるケースが存在。

  • ETCカード:
    別途、発行費が必要になることがそれなりに多い
  • 電子マネーカード:
    カードタイプの電子マネーを申し込む際には発行費が必要なことも
  • 家族カード
    家族カード発行に手数料を取るカードは稀に存在するがレア
  • ビジネスカード
    追加のビジネスカード(ビジネスアカウントカードやセカンドカード)を作る際に発行費がかかる場合も

ただ、どれもかかっても1枚あたり300~1,000円程度。それゆえ、こちらもそこまで強く心配する必要はありません。

追加カードを発行する場合のみご注意ください。

クレジットカードの年会費:

初めてクレジットカードを作る場合に、必ず確認してほしいのが年会費。

ひとことに年会費といっても様々なものがあるため、わかりやすく表にまとめてみるとこんな感じとなります。

年会費の種類 費用 解説
年会費無料 0円 読んで字のごとく、年会費が無料なケースです。1年使おうが3年使おうが、たとえ10年使おうが年会費は無料のままなので、費用を気にせずクレジットカードを利用できるメリットがあります。しかし、稀にカード規約変更により、無料から有料に変更になるケースもあるのでご注意ください(そのケースは事前にカード会社から連絡がある)。
年会費永年無料 0円 上記、年会費無料と基本は同じです。永遠に年会費は無料ですよ…とみなさんにアピールするために、このような表現を使っているのですね。但し、こちらもカード会員規約の変更により過去、有料に変更になった事例もあるので過信は禁物。『永年無料』でもカード会社からの連絡はしっかり目を通してください。
年会費○円 記載通り 年会費○円と書かれている場合は、毎年、その金額を払う必要あり。たとえば年会費1,000円のカードを5年間利用すると、1,000円×5年分で5,000円の費用が必要になる仕組みです。
条件付き年会費無料 条件確認 条件付きで年会費無料になるケースです。年に1度でも利用すれば年会費無料、年に○万円以上使えば無料…といったように、クレジットカードごとに条件が異なるので、この種のクレジットカードを申込する際はきちんと規約に目を通すようにしてください。うまく使えば表示の年会費よりも会費を抑えられます。
初年度年会費無料 最初無料 初年度年会費無料はクレジットカード入手1年目のみ、年会費が無料になるというもの。基本的にカード加入から最大12ヶ月間タダになると考えておいてください。2年目については条件付きで無料になるケース、問答無用で有料になるケースもあります。

記載の通り、年会費については様々なケースがあるので、自分が今から申し込もうと思っているクレジットカードの年会費はどれなのか、申し込み前にはしっかり把握するようにしてください。

まぁはじめての方なら年会費無料、もしくは年会費永年無料とかかれたクレジットカード申込がおすすめ

これらのカードであれば年会費はいつまでたっても0円のままなので、会費を気にすることなくクレジットカードを長期利用できますよ。

とりわけカードを使うか使わないかよくわからない方こそ、会費無料がベストです(年会費無料カードについて詳しくは下記記事にて)。

news.cardmics.com

クレジットカードの解約手数料:

クレジットカードを作る時には費用はかからないけれども、クレジットカードを解約しようとすると手数料を請求される例が、ごくごく稀にあります(株式会社ジェーシービー発行のクレジットカードなどで存在)。

ただこういった解約手数料を取るクレジットカードは私が知る限り2種類だけ。

JCB CARD EXTAGEとJCB GOLD EXTAGEがそれに当たるので、これ以外のクレジットカードでは解約手数料がかからないと思って大丈夫です。

解約しなければかからない費用でもある:

尚、解約手数料はクレジットカードを解約した時にかかる手数料ゆえ、前述のクレジットカードをそのまま使い続ける分には1円もかかりません。

  • 解約した場合:解約手数料がかかる
  • 解約しない場合:解約手数料はかからない

そのため、どうしても解約金を払いたくないなら解約せずに使い続ければOKですね(年会費はかかります)。

クレジットカード発行の事務手数料:

携帯電話の新規契約&機種変更時にかかる事務手数料のような費用は、クレジットカード作成時にも請求されるのかというとこれはNO。

エポスカード、ビューカード、リクルートカード、ポケットカードなどを含め、どんなに聞いたことがないクレジットカードの申し込みをしたとしても100%取られることはありません。

  • 事務手数料は基本0円

気にせず申し込みして大丈夫です。

キャッシング契約込みでも不要:

住宅ローンや自動車ローンを契約したことがある方だと、借入時に事務取扱手数料が取られるんじゃないかと心配されるかと思いますが、クレジットカードにキャッシング枠を付けた場合でも費用は0円のまま。

  • キャッシング枠なしでクレカ申込:事務手数料0円
  • キャッシング枠付きでクレカ申込:事務手数料0円

ATM手数料が必要な場合がありますが、借り入れそのものに事務手数料を請求されることは稀です。ご安心ください。

その他の例外について:

その他、クレジットカード発行にかかる費用の例外としては、どれも非常にレアですが、

  • 盗難保険代…毎年100円程度かかるカードあり。
  • 会員利用料…毎月100円程度かかるカードあり。

といったものがあります。

しかしこれらの費用がかかるケースも超レア中のレアなので、基本は無視してしまって良いのかも。

仮にかかったとしても年に数百円程度です。さほど大きな負担ではありません。

カード会社への不満は年会費がかかること?

クレジットカードに関する不満を調査した下記統計では、なんとクレジットカード会社への不満1位が「年会費がかかること」でした。

まぁ確かに年会費がかかることに不満を持つ気持ちはわかりますが、それだったら最初から年会費がかからないクレジットカードを作れば良いのでは…と個人的には思ってしまうところ。

もしかすると世の中一般的には、年会費がかからない年会費無料カードが存在すること自体を知らない方がまだまだ多いのかもしれませんね。

入会金や発行費は書かれていない:

無造作に重ねられた現金紙幣の画像

クレジットカード発行にかかる費用なんて、もうこのくらい。

入会金や発行手数料に至ってはほぼすべてのクレジットカードで0円なので、公式サイトをくまなく探してみても記載すらないケースも少なくありません。

つまり、特に記載がないのであれば入会金や発行手数料は0円であると判断してOK。気にするだけ無駄となります。

初めてなら年会費だけチェック:

まとめると、初めてクレジットカードを作る方が発行時に気にすべき費用は、基本的に『年会費』の項目のみ

それすら払いたくない方は、先ほど紹介した入会金&年会費無料のクレジットカードを選べば万事OKでしょう。それで費用負担0円です。

以上、初めてクレジットカードを作る時にかかる費用まとめ!入会金、年会費、発行費など、クレジットカード発行にかかるお金を知ろう…という話題でした。

続いてカード入手後に必要な費用はこちらの基礎知識をまとめたページを参考にどうぞ。発行費用や入会金と同様に、クレジットカードは知識さえあれば手数料無料のままで使い続けることが可能ですよ。

参考リンク:

これから初めてクレジットカードを作る場合には、下記記事もあわせてお読みください。初歩的な基礎知識の解説から、初心者におすすめのクレジットカードもあわせて紹介しています。

news.cardmics.com

PAGE TOP