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ダイナースクラブカードの使い勝手はどうなのか?実際にダイナースクラブを支払いによく使う、私の感想&評判をまとめてみた。

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ダイナースクラブカードと現金紙幣の画像

ダイナースクラブカードを頻繁に利用しはじめて、もう10年以上になる私。

そのため、今では「どこのお店ではダイナースが使えて、こういったところでは支払いに使えない」ということがだいたい理解できてきたので、今回はこれからダイナースクラブカードを作ろうと思っている方向けに、ダイナースクラブカードの使い勝手をまとめてみたいと思います。

『ダイナースクラブカードって使えるところが少ないイメージがあるんだけど?』と不安に思っている方は是非、この記事を読んでみてくださいね。

ダイナースクラブの使い勝手まとめ:

ダイナースクラブカードを使えるお店は多いのか?

まず、ダイナースクラブを作ろうかな…と思った時に一番不安に思うのは、ダイナースクラブカードがどのくらい支払いに使えるのかどうかですよね。

これについて結論から先に言ってしまうと、やはりVisaカードやMastercard、そして日本の国際ブランドであるJCBカードが使える店舗数に勝てるはずも無し。

すべてのお店でダイナースクラブカードのみを使うのは初めから無理だと思っておいたほうが無難でしょう。

  • Visa:使えるお店が多い
  • Mastercard:使えるお店が多い
  • JCB:使えるお店が多い
  • ダイナースクラブ:Visa等と比べると使えるお店は少ない

過度な期待はガッカリに繋がってしまうだけです。

全体の85%くらいな感覚:

しかし、日常的にダイナースクラブカードを使用している私の感覚でいうと、クレジットカード加盟店(カード払いが出来るお店のこと)のうち、85%くらいはダイナースクラブカードが問題なく使える感じ。

それゆえ、『お客様すいません。当店ではダイナースクラブカードが使えないんです』と謝られるケースはそうそう多くはありません。

事実、スーパーマーケットやドラッグストアといった生活必需品を購入するお店だけでなく、レストランやネット通販でもダイナースクラブは問題なく利用可能

仮に利用を断られるとしても小規模な小売店やレストランが中心なため、大型商業施設やホテル等で利用できないのは稀だと言えます。

  • 大規模なお店やデパートなど…めったに利用を断られない
  • 小規模なお店や居酒屋…ダイナースクラブ不可のところも

ちなみに『ダイナースクラブって昔はもっと使えないカードじゃなかったっけ?』と思った方は下記記事も参考に。

現在はJCBカードと提携したために、使えるお店の数は以前と比べて段違いに増えていますよ。

news.cardmics.com

追加でMastercardが発行できる:

そんな使えるお店がやや限られてしまうダイナースクラブカードでは、2019年からMastercardブランドの追加カードが作れるサービスが開始。

ダイナースクラブ コンパニオンカード

Mastercard®のプラチナグレードのステータスを備えた“TRUST CLUB プラチナマスターカード”を、コンパニオンカードとして付帯いただけます。 

こちらを利用すればダイナースクラブカードが使えるお店ではダイナースクラブカードを使い、利用できないお店ではMastercardブランドのコンパニオンカードで支払いができるので、ほぼすべてのお店で支払いができるようになりました。

コンパニオンカードは年会費無料

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気になる年会費&発行費はなんと0円。使い勝手が心配な方は気軽に申し込み&活用ください。

それでダイナースクラブが使えるお店ではダイナースクラブを、使えないお店はMastercardを使えばOKとなります(日本国内ではクレジットカードが使えるお店≒Mastercardが使えるお店なので不便さは感じなくなる)。

ダイナースクラブを使うと驚かれる?

次に、一昔前であればダイナースクラブカード保有者=医者や弁護士といったハイステータスな人間ばかりだったんですが、近年では正社員や自由業の方など幅広い職種の方にも発行を解放済み(ダイナースクラブの審査基準については下記記事を参考に)。

そのせいかどうかはわかりませんが、ダイナースクラブカードを利用したからといって店員に驚かれることも、話しかけられることは滅多にありません。

それゆえ、もしみなさんがダイナースクラブカードに興味を持っている理由が、『おぉ、ダイナースクラブカードを持ってるなんてすごい!』といった周りのリアクションなのであれば期待するだけムダ。

現状だとそこまでの希少性やステータス性はないように思います。

ブラックカードを利用しているも反応ゼロ:

こう書くと『なるほど、普通のダイナースクラブカードじゃそうかもだけれども、ダイナースクラブよりも上の、ダイナースクラブ プレミアムカード(ブラックカード)だったら驚かれるんじゃないの?』なんて期待される方もいるかもですが、こちらも正直なところ望み薄。

実際、私はその上位カードであるダイナースクラブ プレミアムカードを利用していたんですが、店員やホテルマンに反応してもらったことは一度もないですね。

  • 想像:ダイナースクラブ プレミアムカードを使うと驚かれる
  • 実際:ダイナースクラブ プレミアムカードを使っても驚かれない

むしろ逆に、「これってクレジットカードなの?」と見たこともないダイナースクラブのロゴマークを不思議そうに見つめられることのほうが多いくらい。

結局、ブラックカードでもなんでも、店員側からすれば「支払いさえ出来ればなんでも構わない」のが本音なのでしょう。

友人やキャバクラの女性などに見せびらかせばまた違う反応を得られるんでしょうが、私の場合はあまりブラックカードをすすんで人に見せるようなことはしないので、そういった経験は今のところ無しです(プレミアムカードの入手方法は下記記事参照)。

news.cardmics.com

利用限度額があるのかどうかについて:

あと、ダイナースクラブの評判を語る上で必ず話題になるのが、利用限度額が存在しないのではないか?という話ですよね。

たとえばポルシェやBMWを一括払いで購入できるとか、ダイヤモンドや金のネックレスも好きだけ買えるんじゃないか…といった風に、ダイナースクラブカードさえ持てれば何でも買い放題だと思っている方はかなり多いように思います。

実際には限度額は存在する:

これについてはちょっと考えてもらえればわかるんですが、仮にダイナースクラブカードに利用限度額がなかったら、年収800万円の社会人が3億円のフェラーリだけでなく、時価総額100億円するピカソの絵画だって買えてしまうことに

もちろん支払いに使ったお金をきちんと払ってくれば問題ないですが、そんな無計画&上限なしに買い物できてしまったら返済に困る人が続出するのは誰の目にも明らかですよね。

更に悪意のある人にその仕組みを悪用されてしまったら、ダイナースクラブカードはすぐに破綻してしまうだけ(換金しやすい商品を大量に購入して支払いを踏み倒すなど)。

このように『なんでも好きなだけお買いください』みたいなことは企業として認められないので、ダイナースクラブカードにだってちゃんと利用限度額は存在します。

まるで限度額がないかのように使える:

ではなぜ、ダイナースクラブカードには利用限度額がないと言われることが多いのかというと、これは『まるで利用限度額が存在しないのではないか?と錯覚するほどに高めの利用限度額が設定されている』ため。

  • 間違い:利用限度額が存在しない
  • 正解:まるで限度額が存在しないようにどんな買い物でも使える

要するに利用限度額はちゃんとあるけれども、節度のある利用をしていれば利用限度額オーバーで使えなくなることはないので、「限度額が高いクレジットカードが欲しい」と思っている方にダイナースクラブカードはおすすめなんです。

100万円、200万円程度の利用じゃビクともしません*1

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その他、ダイナースクラブカードの感想:

Diners Clubのイベントで撮影したロゴマーク画像

その他、あんまり重要な項目ではないかもしれませんが、ダイナースクラブカードに関する感想等をざっくりまとめておきます。

郵送でダイレクトメールがよく届く:

ダイナースクラブカードを持っていると、月に1~2回程度、企業からのダイレクトメールが届くようになります(企業がダイナースクラブ側にお金を払ってダイレクトメールを送付してくる)。

これはダイナースクラブカード保有者=お金持ちである傾向が強いためで、少しでも裕福な富裕層に自社製品を売りたい、提供したいと考えるからだと思われますね。

  • 他社カード会員にDM送付:
    お金に余裕のある人が少ないので不動産投資やブランド品の宣伝をしても効果が薄い(広告費を出す価値が低い)
  • ダイナースクラブ会員にDM送付:
    お金に余裕がある人が多いので不動産投資やブランド品の宣伝効果が高い(広告費に見合うリターンがある)

この辺はもう、お金持ちである宿命だと思って、受け入れるしかありません。

銀座ラウンジの使い勝手が良い:

ダイナースクラブカード会員は利用できませんが、ダイナースクラブの上位カードであるダイナースクラブ プレミアムカードを保有している方は、銀座にあるダイナースクラブの会員向けラウンジを無料利用可能。

ここは1回あたり1,000円程度の価値があるリラックス空間なので、銀座周辺で買い物をすることが多い方や、東京駅周辺に営業に行く機会が多い方などにおすすめですよ。

銀座の中心部に『銀座ラウンジ』をご用意。

お飲み物やお菓子のご提供、手荷物のお預かりをはじめ、コンシェルジュによるレストランのご予約や優待プランのご案内など、ご要望に応じた銀座スタイルをご提案します。

年に何度利用しても無料です(同じようにプレミアムラウンジを使える銀座ダイナースクラブカードの公式サイトはこちら)。

ダイナースクラブカードを作ろう:

銀座ラウンジにあるDiners Clubのロゴマーク画像

最後に、今やダイナースクラブカードは正社員や経営者の方であれば保有できるクレジットカードなので、興味がある方は是非、この機会に公式サイトにて詳細な情報をチェックしてみてください。

昔は誰かに紹介してもらわないと申込すら出来ないクレジットカードでしたが、現在ではパソコンやスマホから15分程度で申込可能ですよ。

以上、ダイナースクラブカードの使い勝手はどうなのか?実際にダイナースクラブを支払いによく使う、私の感想をまとめてみた…という話題でした。

参考リンク:

ダイナースクラブカードの保有メリットや、サービス内容をもっと知りたい方は下記記事も参考にどうぞ。その審査難易度についてもわかりやすく解説しています。

news.cardmics.com

*1:実はダイナースクラブカードにも、リボ払いの金額については明確な利用限度額が設定&表示されています。さすがにお金に困った時に使う支払い手段だけは、しっかりとその上限が設定されているのですね(使われすぎてしまうとお金の回収ができなくなるため)

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