クレジットカードの読みもの

専門家がクレジットカードや電子マネーをわかりやすく解説していくサイトです。

急にSuicaがオートチャージされなくなった!そんな場合に役立つ、Suicaのオートチャージ機能が使えなくなる5つの理由まとめ。

[PR] 運営維持のため一部広告リンクを設置(詳細

自動改札機を撮影した画像

『どうしてかわからないけれども、急にSuicaのオートチャージが出来なくなった…』

今回はそんな時に役立つ情報をまとめてみたいと思います。

せっかくオートチャージ設定しているのに改札で止められてしまうことがある方は是非、参考にしてみてくださいね。

Suicaがオートチャージされないケースまとめ:

1.Suica&PASMOエリアの圏外にいる場合:

まず一番多いであろうケースがこれ。SuicaやPASMOエリアの外にいるケースです。

たとえば出張で大阪や名古屋に行った場合には、いくらSuicaのオートチャージを設定していたとしても改札での自動入金は出来ません。

あくまで改札入場時にオートチャージされるのは、東京、埼玉、神奈川、宮城などといったJR東日本エリア限定のみ。

それ以外のエリアではオートチャージが作動しないのです(こちらより引用)。

  • 東京、神奈川、仙台などのJR東日本エリア:Suicaオートチャージ可能
  • 大阪や札幌、名古屋や福岡など:Suicaオートチャージ不可

オートチャージは、首都圏・仙台・新潟・青森・盛岡・秋田の各SuicaエリアとPASMOエリアにてご利用いただけます。

地下鉄でのオートチャージも首都圏のみ:

また、Suicaは京急電鉄、京王電鉄、小田急電鉄といったPASMOエリアでもオートチャージされますが、首都圏近郊以外の私鉄が導入しているnimocaやはやかけんといった交通系ICカード圏内ではオートチャージされません(大阪や名古屋、福岡などの地下鉄ではオートチャージされないってこと)。

  • 首都圏の私鉄:オートチャージ対応
  • 首都圏ではない私鉄:オートチャージ不可

あくまでJR東日本圏内&PASMO域内でのみ、Suicaのオートチャージは可能と思ってもらったほうが良いでしょう。

2.1日にSuicaを利用しまくった場合:

2番目はこれ、Suicaを使いすぎてオートチャージの上限に到達してしまった場合です。

JR東日本の公式サイトによるとオートチャージ可能なのは1日に2万円まで

それゆえ買い物などの支払いや長距離移動でSuicaを使いまくってしまうと、稀にこの上限に到達し、オートチャージが作動しなくなります。

1日のオートチャージの合計額の上限は2万円です。

まぁ滅多に到達することはない金額だとは思いますが、買いものでSuicaを使う機会が多い方は、こういった上限を把握しておくのがおすすめですね(上限到達時は翌日を待つだけでオートチャージが作動するようになる)。

3.クレジットカードが失効している場合:

Suicaのオートチャージ用に設定しているクレジットカードが、下記のような理由により使えなくなっているケースも考えられます。

  • 有効期限到達で失効
  • 不正利用対処のためにカード利用停止中
  • 自分でカード解約をしたのを忘れていた

仮にこういった状況下でもクレジットカードに内蔵されたSuicaはそのまま利用できてしまうため、クレジットカードの失効や利用停止に気づかずにオートチャージされなくなってはじめて気付く場合も多いですね。

尚、対策は言うまでもなくクレジットカード情報を更新するか、カード会社に問い合わせをすれば大丈夫。

これで問題なく、Suicaのオートチャージ機能を利用できるでしょう。

4.新幹線の回数券などを購入した日:

最後はビューカードでJRの新幹線切符などを大量に購入した日に、オートチャージができなくなるケースです。

ビューカードには予め、新幹線の回数券や特急券などを購入できる上限金額が設定されているため、この上限に触れてしまうとSuicaのオートチャージであってもできなくなる可能性あり。

あくまで新幹線や特急などの回数券を購入するか、家族旅行などで遠出をする場合の切符を購入したりしないかぎりは発生しない事象ですが、そういった理由でオートチャージされなくなる場合があると理解しておいてもらえれば…と思います。

退場時のオートチャージに対応開始:

過去、Suicaのオートチャージは改札に入る時のみ実施される仕様だったため、長距離移動などでSuica残高以上の運賃がかかってしまう際にはチャージがうまく作動しない問題がありました。

しかし、JR東日本とPASMO協議会は2018年から退場時にもオートチャージに対応。

  • 2018年3月まで:オートチャージは入場時のみ
  • 2018年3月以降:オートチャージは入退場時に作動

これで駅ナカで買い物をしてもピッと改札から出ていけるようになったのでご安心ください。

札幌駅では今日も改札で首を傾げる人多数:

券売機を操作する人たちを映した画像

ここまで4つほど、Suicaがオートチャージされなくなる理由や原因を解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

特に1番目であげたJR東日本圏外でのオートチャージ未対応については知らない方も多いようで、JR札幌駅では改札から出られずに首を傾げてる人がかなり多め。

  • 新千歳空港でSuica入場:オートチャージされなくても通過できる
  • 札幌駅でSuica退場:オートチャージが発動せずに止められる

JR北海道も「Suicaオートチャージは出来ません」と注意喚起をしているんですが、なかなか東京での生活になれた東京人からすると、まさか地方ではオートチャージが使えないなんて思ってもみないようです。

以上、急にSuicaがオートチャージされなくなった!そんな場合に役立つ、Suicaのオートチャージ機能が使えなくなる5つの理由まとめ…という話題でした。

参考リンク:

Suica残高の確認方法は下記記事を参考にどうぞ。意外なところで気軽に残高確認ができるものですよ。

news.cardmics.com

PAGE TOP